乳房再建の記録 術後11日目~29日

前回に続いて乳房再建の記録第二弾です。
10日目までは結構ヘビーな感じでしたね。
痛々しいけど、お胸を失う覚悟をした私にとってはありがたいことでした。

それでは11日目からまいります!

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術後11日目

針で刺せば痛みを感じることはできるそうですが、基本は無感覚。
なんともいえない気持ちが悪い感覚です。

でもさー、しみじみ思うのよ。
もしおっぱいが無くなっていたら、私はまだ嘆いていると思う。
だから痛かろうが、気持ちが悪かろうが再建してよかったと思う。

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術後14日目

ビーチクさんはもう危ない!!
瀕死の状態!
黒くかさぶたになってきてしまった(涙)

あれ??この傷後のところにあるのなんだろう??
やっぱりまだブラらしきものはダメなのかなー。
でもしないと、右胸のビーチクさんがこすれて激痛なんです(涙)

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術後17日目

病院が決まってホッと一息の時、元同僚(50代後半)が私の噂を聞いて連絡をくれました。
心配をかけたくなかったので、明るく病院が決まった経緯を話ました。
どういう手術を受けるのかも。

そしたら

「ちーちゃん、おっぱいより命でしょ!」と・・・非難ともとれる口調で言われたの。

私がいつ、おっぱいが大事だから手術をしないと言ったの??
おっぱいを取ってしまうことが大前提だ。
だって取らなきゃ死んじゃうんだもん。
あなた以上に命を失うかもしれない恐怖を味わってるんだよ。

乳がんになった → 生きたい → 摘出だ → おっぱいがなくなるのは嫌 → じゃあ何ができるのか

って考えただけだ。

乳がんになった人の数からすると再建する人はまだまだ少ない。
いろいろな事情があると思うし、おっぱいは必要がないと考える方もいるだろう。
再建そのものを知らない人も多いだろう。

でも家族に乳がんになったと伝え「おっぱいがなくなるのが嫌だ」と泣いたとしても
「そんなことより命でしょ!!」と言われて諦めることってあると思う。情報がないからだ。
私の父や一部の友達もそうだった。

だから命とおっぱいなんて比べてなんかいないって!!

なくたって生きていけることも十分承知してるんだよ。
おっぱいがある人生を送りたいだけなんだよ。

そこんとこ分かってほしいなーーーと思う。

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術後24日目

自分しかわからないと思うけど、じょじょに柔らかくなってきた。
「揉んで」って言ってもみんな怖がって揉んでくれないの~。
揉めば柔らかさが分かるのに!!
友達の旦那さんが「いっぷうのおっぱい触りたい」って言ってたと聞いたので
本人に「ほい、どうぞ!」って差し出したのに拒否られた~。

友達の友達(初対面)にも嫌がられたけど触らせた。「シリコンおっぱいなんて滅多に触れないんだから触っとけ!」ってね。
身障者用トイレで脱いで見せた!ただの露出狂。

友達は私が巨乳を自慢するあまり、コートの下全裸でウロウロし始めたらどうしようって心配してた(笑)

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術後29日目

おっぱいの脂肪のフニャっとした感覚を忘れてしまった。
むしょうに他人のおっぱいを触ってみたい!

右は柔らかくなったけど、脂肪の柔らかさとは違うもんね。

先生は「まだまだ柔らかくなるんだよー」っておっしゃってたのでめちゃ楽しみ。

本当に柔らかくなってきたら、見せるだけでは飽き足らず
見知らぬ人にも揉ませてしまいそうだ。

昨日、会社の部署違いの女子と道路で会って「キャーー、待ってました!」ってテンション上げて
喜んでくれたので、道路の真ん中(しかもオフィス街)でおっぱい触らせた。

自慢するにもホドがあるな・・と自分で気が付き反省した。
乳がん=再建が自慢というより、貧乳→巨乳が自慢なんだと思う(笑)

もし私が若い頃、巨乳にする機会に恵まれていたら、自慢のあまりAV女優とかになってたかもしれない。
良かった、普通の人生で。

こうして見ると、まだまだ左は腫れているね。
先生は1年後とかを見越して手術してくださっているので、そのうちバランスがよくなるよ。

皮膚はヒリヒリする感じで痛みが続いています。
擦れて痛いの。