乳輪のタトゥー

仕事に子育てに頑張っている患者さんです。

リンパ節転移が多かったので、全摘後も放射線があったとのことで
25回五週間、毎日会社のお昼休みに通われたそうです。

抗がん剤治療中も、仕事をしていたよ。
辛い時もあったけれど、やれちゃった!と明るく話してくれます。

抗がん剤が怖い、脱毛が不安、とおっしゃっている患者さんをいつも明るく励ましてくれてるの。
いつも本当にありがとう。

さて、この方の乳輪、乳頭の再建が完成しました!!
(お胸は全摘からの二次一期再建しておられます)

乳がんになる前は、片方の乳頭を半分切って、再建側に移植する・・・・

なんて想像もできなーーーい!!だよね。

でも乳がんになってしまうと、結構普通のこと。

シリコンで作る方もいれば、鼠径部の皮膚を使う方もいるし
耳の軟骨とって・・・という方も。

移植と入れ墨はスタンダードだね。

よほど乳頭が大きくない限り、移植部分が少なくなる。

さすがに片側は掲載しないけれど、色はほぼ同じです。
でもだんだん抜けてくる。
これは仕方ない。
生きてりゃ新陳代謝するからね。

ちなみに乳頭は保険適用、乳輪は保険適用外。

まとめて保険にならないのは、乳輪には役割や機能がないからだそうな。

なんだそれ???

彼女はとってもとっても喜んでいて、こちらまで嬉しくなってしまう。

よかったね!!

いつもみんなが勇気をくれる。
ありがとう。